綺麗な足になるためのバタ足・水中ウォーキング

スイミングインストラクターをしていた時のクラスは女性が多かったのですが、ほとんどの人は足がむくんでいました。自分の足が太いと勘違いしている人が多かったです。そのくらい、むくんでいる状態が規定だと思っているようでした。

初級の水泳と水中ウォーキングのクラスを担当していましたが、本当の自分の足を取り戻して欲しいという意気込みから、しっかり足で水を蹴ることができるよう結構マニアックなバタ足の練習とウォークプログラムを取り入れていました。
正しいフォームで泳ぐ時と同じキックをマスターすることで、足全体に水圧がかかり、下半身の代謝をよくします。

●正しいバタ足をマスターする

水泳経験なし、スポーツもしてこなかった、教えられても水の中では思うように動けないという方も、まずは、立ったまま足に水圧を感じる練習をすることで正しく水を蹴るバタ足ができるようになりました。

まっすぐ立って、①太腿で前に水を素早く押し出した後、②足の甲で水を蹴ります。右足ができたら左足も同じように練習します。

②で水圧が重い場合は、正しく蹴れています。水圧を感じない場合は太腿で水を押し出すスピードを早くしてみる。次に①から②への動作切替をスピードアップしてみます。

太腿と足の甲だけに力を入れて水を蹴り、膝には力が入らないようにします。
水圧がかなり重くなるので、足首がしなるように動くはずですが、足首が固まったように動かない場合は、むくみがかなりひどい状態ですから、頑張ってくださいね。

立った状態で足にかかる水圧を感じることができるようになったら、ビート板を使って、同じ要領でバタ足の練習をします。

ビート板は端を掴むと身体の位置がが安定せず、蹴る水を逃してしまいます。

ビート板の前を掴んで、腕をビート板に乗せ、なるべく身体を固定できるようにします。
立った状態で練習した通り、太腿で水を押し出して、足の甲で一気に蹴ります。左右、同じように蹴って進みます。

●水を蹴って歩く

バタ足を立って練習したままのやり方で前に進んで水中ウォーキングのプログラムにします。
①右足の太腿で水を前に押して②足の甲で水を前に蹴り進みます。③後ろになった左足の太腿で水を前に押して④足の甲で水を前蹴って進みます。
立ったままの時より多くの水を太腿で押し出すので足の甲で蹴る時の水圧はさらに重くなります。前に蹴っても腰が引けないようにがんばりましょう。

水の抵抗が重いので、25メートルプールであれば、行きはキックウォークをし、帰りは普通に歩きます。
水中ウォーキングでの基本も参考にしてください。

※水中ウォーキングの基本

①足を先に前に出して、②身体を前に進めます。
水圧を避けるために、身体を進めてから足でプール底をちょこちょこ蹴ってすすむのはダメです🙅‍♀️。
③最後は後ろになった足の親指でプールの底を蹴って、身体を前に進めます。
最後に足の親指でプールの底を蹴って進むことで、足首がしっかり動きます。陸上では足首を使わないで歩いている人を多く見かけますが、水中を歩くには正しいフォームでないと前に進めません。

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